地方創生の取り組み
事例紹介
山口市の旧徳地町地域は、森林と湖の美しい自然が自慢です。その自然を地域おこし協力隊が生かして新たな観光資源とする企画が立ち上がりました。それが、「森林セラピー」。山口市はこの森林セラピーによって新たな産業の創出と定着を図ります。一体、どのような方法で癒やしを生むのでしょうか?今回は山口市のこの取り組みについてご紹介します。
現代人の抱える心身の問題が、森林を定期的に訪れることで劇的に改善されるとしたら。また、都市部や郊外にも豊かな森林を保護し、そして増やすことで、心身の諸問題が快方に向うのだとしたら。森林の価値は全国各地で高まっていくはずです。
平成17年に山口市(旧徳地町)にて行われた実験で、人体への森林浴の好影響が実証されたました。これをを受け、翌18年には全国で初めて、山口市が森林セラピー基地として認められました。
この山口市の森林セラピー事業に尽力しているのは、地元出身の方だけではありません。他地域から移住してきた地域おこし協力隊のメンバーもいるのです。今回の山口市の森林セラピーツーリズムの拡充にたずさわった協力隊員も、その道筋を辿ることを望まれています。のちのちには起業して山口の森林の魅力を全世界に発信するのです。それに、多方面の業種と協調しての価値の創造も、若い世代ならではの発想です。
森林を保護し、かつ訪れた人の心身を癒やす。さらにはツーリスト会社を地元で起業することで、山口市での雇用の創出をも期待されています。
現在山口県の森林セラピーに携わる団体は2つ。特定非営利法人森林セラピーソサエティーと、市のボランティア団体である森林セラピー山口森の案内人の会です。
近年では様々な業種とのコラボ企画によって、森林セラピーを盛り上げています。例えば森カフェと称して、森林の中でお茶を楽しんだり、ヨガインストラクターを呼んでの森林ヨガを開催するなどです。このように森林セラピーと多分野のビジネスを結び付ける活動は強く求められています。これから山口市、そして森林セラピーの未来に向けて、いかにこのような企画を発案し定着させていくかが、地域おこし協力隊の腕の見せ所です。
今まではわが国の森林利用といえば開発や林業などといったものでした。それに対して、いわば森林のありのままの姿がそのまま価値となるのが森林セラピー。このビジネスモデルを確立することが大きな目標であります。
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