地方創生の取り組み
事例紹介
徳島県海辺郡は、自然と文化が美しい町です。この町の抱える問題は、人口減少と高齢化。この対策に一役買っているのが、町のサテライトオフィス誘致です。これにより人口も増加。さらに、地域の特産物を活用した6次産業の構築と、観光資源の情報発信にも余念がありません。このまちおこしを盛り上げるために、ICT分野の人材育成にも力が入っています。徳島県海辺郡の取り組みをご紹介しましょう。
徳島県南部は、大海原と剣山脈に囲まれた自然豊かな地域。ところが、人口減少・高齢化という大きな問題があります。そこで、新たなまちおこしが展開中。「文化資産の保護継承」、「地域産業の保護振興」、「地域コミュニティの保護振興」がこのまちおこしの目標です。
この取り組みの一つが、ベンチャー企業などのサテライトオフィス誘致。都会の本拠地を離れて、この田舎に新しいオフィスが多数設置されています。実際に人口も増加中。徳島の美しい自然と文化に魅力を感じ、都会のビジネスマンが新しいオフィスをここに構えるのです。
オフィス誘致で都会からの資源を獲得するだけでなく、徳島南部の資源を都会に贈ることにも力が入っています。地元産品を活用した6次産業。地元の百貨店や総合スーパーなどだけでなく、都市圏での消費が狙いです。
徳島県南部の魚介類・農作物の生産から、仕入れ、都市圏での販売までがひとつながり。加工商品のブランド開発にも余念がありません。販路拡大のために、ICT技術も活用。地方の生産と都市圏での消費をつなぐ取り組みが美波町で展開中です。
徳島県独自の文化、風習、自然環境の魅力を情報発信できる人材も育成中。地域資源の情報コンテンツ化を学ぶ民間研修「美波クリエイターズ・スクール」などがあります。ここでは魅力あふれるサイト作りが展開中。
自然と文化を伝える「ブランディングサイト」、移住・サテライトオフィス開設の情報を提供する「地域交流希望者向け情報サイト」、地場産品の紹介・販売の「産品販売サイト」、地域での繋がりを強める「地域ポータルサイト」などなど。地元への愛がこもった情報が日々発信されています。
徳島県美波町では、サテライトオフィスを誘致することで、人口の減少の問題を解決しつつあります。都会からのサテライト・オフィス設置も急増中。地元産品を活かした6次産業の創出と、その魅力をICTで発信する取り組みも盛んです。自然を楽しみつつ、都会と田舎が助けあえることを徳島は教えてくれました。
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