地方創生の取り組み
事例紹介
長野県中央部に位置し、居住に適した地勢である「麻績村」。交通網が整備されているため、県内のリゾート地へ出かける拠点としても優秀です。そこで、麻績村で子育てを行いたいという若い世代を移住へ誘うための活動が始まりました。地域おこし協力隊も交えたスタッフの監督による、安全な託児サービスを普及させることによって、移住してくる両親にとって安心して子育てが出来る環境を整えます。
麻績村が注目されている理由のひとつに、そのすぐれた地勢があります。大都市の千曲市や長野市にほど近いため、これらの都市で勤務をするのにも便利。
また、国道403号や長野道麻績インターによって、県外へのアクセスも良好です。もちろん、豊かな自然も麻績村の魅力のひとつ。こういった環境があるのは、子どもたちが幼少期を過ごすのは最適です。そこで、麻績村での子育ての魅力を地域おこし協力隊とともに県内外にアピールしたいと考えました。
地域おこし協力隊が働く場所は「おみっ子元気倶楽部」「放課後子供教室」のふたつ。このふたつの場所では児童を受けいれる曜日に違いがあり、「おみっ子元気倶楽部」は週末、「放課後子供教室」は水曜日に開催されています。子ども達の参加料は年に保険料800円のみ。原則無料での受け入れです。
自然学習に深く携わり、子ども達のコミュニケーション能力が育めるようにサポート。安全な環境で健全な人間形成を図れるよう地域で見守っていくのです。
麻績村では上記以外にも、麻績川での魚のつかみ取りや村に伝わる聖太鼓の演奏指導をおこなっています。それは、どれも麻績村でしか体験することのできない経験。また、地域の子どもを文化的でたくましく育てるために、地域の大人たちが面倒をみるという、昔ながらの育児のスタイルを呼び戻します。安心して村民や移住者が、子そもを産み・育てる環境づくりを進めているわけです。
児童の安全が不安視される昨今。だからこそ、わが国がもともと持っていた養育の手法を復活させるのです。
小中学生を一貫して参加させ、さらに地域の大人とも触れ合う麻績村の課外活動。年長の児童が年少の児童に配慮したり、年少の児童が年長の児童を敬ったりといった社会性の向上にも寄与します。子どもを安心して育てられる環境が、子育て世代の移住につながっています。
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