地方創生事例、地域活性、仕事創出「ランサーズ エリアパートナープログラム」

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地方創生事例:画像出典元

江戸時代には江戸を中心とした街道が張りめぐらされ、参勤交代などに用いられたことは有名です。そのうち、今の栃木県日光市と会津城下を結ぶルートが、会津西街道。その宿場町の一つが、福島県下郷町にある大内宿です。当時から残るかやぶき屋根の建築郡が奇跡的に保存されていたことから、下郷町はこの大内宿を一大観光スポットとしました。

文化財の価値を知る外部の人間の声を尊重する

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現在の大内宿の形ではなく、農業や工場誘致など、福島県内の他の市区町村と同じ産業の方向付けがなされ、大内宿が消えていた可能性もありました。そんななか昭和42年、武蔵野美術大学の相沢教授は、江戸時代より残るかやぶきの建築群の保存を強く村に訴えました。この時、村の意見は賛成と反対の二分だったといます。相沢教授の押しがあと少し弱ければ、現在福島県有数の観光名所となっている大内宿は、存在しなかったということになります。

目先の利益にとらわれずに、グローバルな視点、アカデミックな視点に立った時に、自分たちの地域が備える魅力は何なのか考え、古いものを保存していくことが、地域おこしには重要だと思わされます。

建造物のメンテナンスも自前で行い、雇用創出

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現在大内宿では住民憲章をつくっています。その内容は、かやぶき屋根の家を「売らない、貸さない、壊さない」ということです。このあたりは、古民家を積極的にオフィス等へと改装することを勧めている徳島県の神山プロジェクトと、相反するところがありますが、古い家を大切に使って次の時代に引き継ぐという考えは共通しています。

また、かやぶき屋根の修繕技能を有する若者を育成する取り組みも、並行して行っています。これは大内宿のメンテナンスという地元の雇用を生み出すことにも繋がります。

観光で得た収益を利用し後世にまで保存

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アスファルト舗装を撤去し、電線も地中に埋設することで、江戸時代の景観をそのまま再現している宿場町は、全国広しといえども稀有なものです。無電線化は平成2年というかなり早い時期になされており、これは国の無電線化の実験としても有効なものでした。環境保全のために、新しい発想も積極的に取り入れたということです。

これらの徹底した江戸時代の雰囲気の醸成により、過去20年間で観光客の数は100万人の増加を達成しました。そしてその収益の一部を、大内宿内の文化財の修繕費用に充てています。

下郷町の地方創生事例まとめ

江戸時代から残るかやぶき屋根の建築郡といっても、歴史に興味のない人が采配をふるえば、工場や田畑になって消えてしまいます。その点、大内宿は観光産業と保存事業をリンクさせることで、見事に地域おこしに成功した例です。

大内宿観光協会

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