地方創生の取り組み
事例紹介
茨城県では特産品が豊富。干しイモ、あんこう焼き、濃茶、お酒。そして、ガルパン。「ガルパン?」とお思いになった方もいらっしゃるでしょう。ガルパンとは、有名なアニメのタイトル、「ガールズ&パンツァー」のこと。茨城県ではアニメコンテンツが特産品とコラボし、観光の目玉にもなっています。その様子をご紹介しましょう。
「ガルパン」とは、「ガールズ&パンツァー」というアニメの総称。若い男女に人気のアニメで、海外でのファンも多いです。女子高生が戦車に乗って団体戦を戦うのがアニメのストーリー。このコラボによって、茨城県がアニメの町として活気づいています。
このコラボの立役者は株式会社Oarai クリエイティブマネジメント。商店街の資源とアニメコンテンツをつないでいます。実は、この取り組みのはじまりは、直売物産所でした。
「大洗町の中をアニメに登場させたい」、という制作側の思いがありました。制作プロデューサーが、大洗町の直売物産所「大洗まいわい市場」にアプローチしたのが、この取り組みのきっかけ。
「大洗まいわい市場」を立ち上げ、現在では株式会社Oaraiクリエイティブマネジメントの代表を勤める常盤さんは、はじめは乗り気ではなかった様子ですが、次第にガルパンに興味を示し、キャラクターの等身大パネルを作ったりと、さまざまなイベントを展開しました。
いまでは大洗町の観光の目玉になっているガルパンですが、一朝一夕にここまで成功したわけではありません。地域の企業と直売所が一体となり、地道な活動を続けることによって、商店街がガルパンで潤うようになりました。
ガルパンの缶バッジやシールを作って売ったりと、地道な活動がこの成功の下地です。いまでは大洗町はすっかりガルパンファンの聖地。ファンが巡礼に訪れてくれます。大きな観光の目玉として、ガルパンは茨城県大洗町にはなくてはならない存在となっています。
有名アニメ「ガールズ&パンツァー」のファンの聖地、茨城県大洗町は地道な商店街の活動によってここまで成功しました。ガルパンのおかげで、商店街、直売所も大盛況。地域が一丸となることで、特産品とアニメコンテンツが融合した観光名所となっています。独自の地域おこしのあり方を進める大洗町に、今後も注目です。
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