地方創生の取り組み
事例紹介
長崎県佐世保市の、四つの町からなる四ヶ町商店街。この商店街がいま、大きなにぎわいを見せています。させぼの元気気質が、商店街を活性化。「きらきらフェスティバル」や「YOSAKOIさせぼ祭り」など、さまざまなイベントで大盛り上がりです。経済効果は数十億円規模。そこで今回は、四ヶ町商店街の元気の秘訣をご紹介しましょう。
佐世保のまちは、天然がつくったコンパクトシティと呼ばれるほど、せまい土地のなかにたくさんの地域資源があります。佐世保は明治には人口5000人の寒村でしたが、いまや26万人。また、佐世保にはたくさんの特産品がありますが、自衛隊、米海軍基地の町としても有名です。
こうした資源のおかげで、経済効果は1000億円とも言われています。佐世保中央駅を少し歩くと、日本一長いアーケード、「三ヶ町・四ヶ町商店街」 があります。
三ヶ町商店街と四ヶ町商店街。合わせて7つの町からなる商店街がこの長いアーケードを作っていますが、ここはもともと活気が良かったわけではありません。近くに大型商業集積があり、デパートやスーパーなどのライバルも増えてきました。
商店街はこのピンチを乗り越えるため、「若者」「馬鹿者」「よそ者」で活気を取り戻す試みを始めました。そのひとつが「きらきらフェスティバル」。町をイルミネーションで飾る、町をあげてのパーティです。
こうした商店街の取り組みは、町のみんなの協力のもとに行われています。飾られる100万個のイルミネーションの購入費は市民による1口1000円の募金で賄われているのです。ほかにも、「YOSAKOIさせぼ祭り」というイベントが大盛り上がり。このお祭りの参加者は年々増え、平成26年には175チームも参加しました。全国的に大人気のお祭りで、なんと北海道から鹿児島までの人達が、自腹で参加してくれます。
こうしたイベントの成功で、観光客は27万人、経済効果20億円を達成。地域一丸の観光イベントとなっています。
長崎県佐世保市の商店街の取り組みをご紹介しました。大型店が誕生していくなかで、商店街が生き残るための施策を、させぼ商店街は模索し続けています。活気の秘訣は、「若者」、「馬鹿者」、「よそ者」。商店街おこしの成功の裏には、地域の人達、全国の人達の協力がありました。
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