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地方創生事例:画像出典元

少子化社会の対策が急務となっています。少子化の原因でもある、母子の孤立した育児環境や出産を期に退職せざるを得ない保育事情。それを当事者の立場で寄り添い、支援しているのが「滋賀子育てネットワーク」です。ここでは、子育て世代が住みたくなるような町づくりの活動が、地域創生につながっていく事例をご紹介します。

孤立したカプセル育児。悩める母に寄り添う

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ベッドタウンとして人口流入が増えている滋賀県。少子化の中、子育て環境の変化に伴い、24時間母子のみで過ごす「カプセル育児化」が進んでおり、孤立した母親が育児の悩みや不安で深刻に追い詰められるケースも。

そこで、子育て中の母親や育児経験者が集まれる場を作り、子育てにまつわる悩みを解決したいとの思いで発足したのが、「滋賀子育てネットワーク」です。滋賀県内の「子育て自主グループ」を支えあうシステム作りを目指し、地域に根ざした活動を実施し、行政とのパイプ役として、円滑な連携を目指しています。

子育てしやすい町づくりで、子育て世代を呼び込む

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人口減少を食い止めて地域創生につなげるには、子育て世代の流入が必要不可欠です。そのためには子育て世代に選ばれる町を作ること。

母親目線で考えた子育てしやすい町とは、職場と住まいがあり、子どもの教育環境が整っていることがポイントになります。そこで、出産で退職した女性が、育児中にも仕事や社会参加ができる環境づくりのため、フリーペーパー「びぃめ~る企画室」を発行。SNSを通じて、流行への感度の高い女性に、滋賀の魅力を発信する活動も進めています。

よそ者と行政が連携できる体制をめざして

滋賀県は地縁のつながりが強い土地柄。よそ者は警戒心をもたれがちで、移住してきた子育て世代が孤立する一因にもなっています。

子育てサークルを立ち上げる人のほとんどが、孤立した移住者。彼らが行政との連携を希望した時、よそ者であることで門前払いになるケースもありました。そこで「滋賀子育てネットワーク」が行政と連携する際のパイプ役を担うことで、スムーズな活動が可能に。

孤立した子育て世代がサークル活動を通じて、子育てしやすい町づくりの担い手として活躍することで、地域に居場所を得ることにもつながっているのです。

滋賀県の地方創生事例まとめ

子育てしやすい町づくりから子育て世代にアピールするという活動が、人口増による地域の活性化にもつながっている好事例です。行政とNPOの連携には難しい一面もあるようですが、今後の活動にも期待が高まります。

滋賀県健康医療福祉部子ども・青少年局
滋賀子育てネットワーク

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