地方創生事例、地域活性、仕事創出「ランサーズ エリアパートナープログラム」

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コロナ禍で地方移住に関心を持つ人が増え、地方自治体も移住者の呼び込みに力を入れています。ただ「移住しても、働くところがあるのか」というのは、多くの移住希望者が不安に思う点です。一方、地方では人材不足に悩んでいる企業も多く、地域の人や移住者が「地方で働ける」状況を作ることは、地方創生のために欠かせません。

そこで長崎県西海市ではランサーズと協力し、市民を対象とした生涯学習プログラム「SAIKAI ACADEMY」を実施。人材育成と仕事の受注機会創出を進めた結果、4年間で24人が開業する成果を出しました。地域内で仕事を依頼する流れや地域内プロ人材活用のメリットについて、西海市シティマネージャーの宮里賢史さんにお聞きしました。

地域商社がハブとなり、アカデミーを“卒業”した人材に仕事をつなぐ

――SAIKAI ACADENYはどのような方が受講し、どのような人材が誕生しましたか?

受講したワーカーの年齢層は22〜39歳が82%と比較的若く、女性が75%を占めました。そのうち40%は子育て中です。SAIKAI ACADEMYはセミナーではなく学校に近い仕組みがあって、卒業制作を「卒業試験」と位置づけているのですが、それをパスしたのはのべ60人で、うち24人が個人事業者として独立し、活動しています。職業としてはWEBデザイナーや映像クリエイター、ライター、エンジニア、Instagramマネジャーなど幅広いですね。

――人材を育成するだけなく、仕事の受注機会を作るためにどのようなことをされましたか?

地域商社「西海クリエイティブカンパニー」を作りました。地域商社は新電力事業のほか、町の広告代理店のような仕事もしているので、地元企業や商工会、自治体からさまざまな依頼があります。それをフリーランスの方々にお願いしています。ただ地域内人材に依頼しても、地域外人材に頼んだときと同じクオリティーであることは大前提です。そこでSAIKAI ACADEMYを受講しただけでなく、卒業試験をパスするという一定の基準を満たしたフリーランスでオンラインコミュニケーションツール上のグループを作り、そこから仕事を依頼しています。

行政の依頼でユニークなLINEアプリ開発。大きなイベントも市民の手でできるように

――具体的にどのような依頼があるのですか?

コピーライティングやサイト制作、市場調査のほか、プロジェクトマネージャーのようなお仕事もありますね。講座内ではShopifyやクラウドファンディングについても扱ったので、そういう案件もあります。ライターの方には地域情報メディア「ばりぐっど」での取材・執筆もしていただいています。個人で事業を立ち上げ、独自に仕事を請け負っていらっしゃる方も少なくありません。市内で行った「TEDx Saikai」というイベントも、東京でやれば大手広告会社が入ると思いますが、ほぼすべての役割を西海市民が担いました。

――行政からの依頼も多いのですか?

はい。たとえば自分にあった西海みかんを教えてくれるLINEアプリ『西海みかん診断ばりぐっどくん』は西海市の依頼で作りましたが、会話設計からデザインまで地域内の人材が行いました。行政プロモーションの依頼も多いですね。

地域内のプロ人材は、距離的にも心理的にも近い!

――地域商社が間に入ることには、何かメリットがあるのですか?

地域内で仕事をまわすことは大事ですが、それだけだと内向きになってしまいます。そこで法人格を持ち、行政のロジックも理解している地域商社が窓口になることで、市外の企業や自治体も仕事を依頼しやすくなり、市外からの“外貨”も得られるようになります。

――クラウドソーシングを使えば東京などの人材に依頼することもできますが、あえて地域内のプロ人材を活用するメリットを教えてください。

やはり距離的に近いというのは大きなメリットですね。コミュニケーションコストが下がりますし、何より地元のために頑張ろうと思ってくれます。依頼する側も会ったことのある人の方が頼みやすいですしね。それに地方創生推進交付金を使った市の事業ですので、市民の雇用につながっているという成果が見えることも大事です。

地域でプロ人材を育て、地域内での人材の活用を進めよう

西海市のプログラムから育った人材は、今や地域外の仕事も請け負って活躍の場を広げています。地域内にプロ人材がいることで、地域の企業や自治体は外注がしやすくなり、雇用創出など地域の活性化にもつながっています。

ランサーズでは外部人材活用など新しい働き方の推進とともに、地方創生をサポートしています。「地域の外部人材を探している」「新しい取り組みを始めたい」といった際は、ぜひご相談ください。

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