地方創生事例、地域活性、仕事創出「ランサーズ エリアパートナープログラム」

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昨年、国有形文化財登録された西海橋

国有形文化財の西海橋

海と山に囲まれた自然豊かな長崎県西海市。日本の西の端に位置する人口3万人に満たない小さなこの町で、昨年クラウドソーシングを活用するための新たな生涯学習型プログラムが行われました。

その名もSAIKAI ACADEMY(さいかいアカデミー)

2018年9月から3ヶ月に渡って開催された講座は定員20名のところ、それを上回る数の方々が受講し、大盛況のうちに終了しました。

”クラウドソーシング”という働き方を知っている人が少なかった西海市で、なぜこのような取り組みが行われたのでしょうか?これまでの経緯と共にご紹介します。

小さい町だからこそクラウドソーシングの活用で”新しい働き方”を!

ネットがあればどこだって仕事はできる(イメージ)

天気がいい日は外で仕事することも

インターネットさえあれば、場所や時間にとらわれずに仕事ができるというクラウドソーシングというスタイル。様々な問題を抱える地方に住む人にこそ活用してほしいこれからの新しい働き方なのですが、西海市においてクラウドソーシングという言葉や働き方を知っている人は決して多くはいませんでした。

もちろん中には、西海市へ移住してきてクラウドソーシングで仕事をしながら田舎暮らしを楽しんでいる方もいらっしゃいますが、ほんの一部です。

そんな中、西海市はなぜクラウドソーシング大手のランサーズ株式会社と提携することになったのでしょうか。

「西海市は人がまばらに点在している為、まちの中心が作りにくいという課題がありました。なので、ある程度分散化された仕組みでプロジェクトを進めた方がいいのではないかと思っていました。そんな時、ランサーズ株式会社の取り組みを知り、直接話を伺う中で、クラウドソーシングという働き方を地域内で普及させれば、場所や環境にとらわれない自分らしい働き方ができるのではと思ったんです。」

そう語ってくれたのは、この事業にいち早く興味を持ち、始めるきっかけを作った西海市のシティマネージャー宮里賢史(みやさとたかふみ)さん。

西海市シティマネージャー宮里氏

西海市シティマネージャー宮里氏

本事業に取り組んだ当初は、十数人と少なめの人数からのスタートでしたが第2回、第3回と回を増すごとに認知度と参加者が少しずつ増えていったのだそうです。

市民の「学びたい!」の声から生まれた生涯学習型プログラム

SAIKAI ACADEMYチラシ

SAIKAI ACADEMYチラシ

今回のSAIKAI ACADEMYの生涯学習プログラムという取り組みは、働き方講座が始まって3年目で誕生しました。

人生100年と言われる時代になり、日本でも徐々に生涯学習への取り組みが注目されつつある中、18年12月には「国民一人一人が,自己の人格を磨き,豊かな人生を送ることができるよう,その生涯にわたって,あらゆる機会に,あらゆる場所において学習することができ,その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。」(改正教育基本法第3条より)との規定がなされました。

もちろん西海市民も例外ではないはずなのですが、実際は地方において”学び直す機会”というのは決して恵まれた環境にはないのが現状です。何か学びたいと思っても、都市部まで1日がかりで行かなければならないとなると家庭の様々な問題を前に諦める人も少なくありません。

様々な環境の中でも、継続して受講する方、話を聞いて興味を持って受講希望された方などが増えたことにより、参加する側の意識も少しずつ変化してきています。

クラウドソーシングでどんな仕事ができるのか、もっと色んな事を学びたいという前向きな声も聞こえるようになってきました。

そこで、生涯学習の先進国デンマークにある【フォルケホイスコーレ】という成人向けの独自の教育機関のように、西海市でも「年齢も性別も関係なく、地域に学びの場を作り、仲間と共に将来について考え直せるコミュニティを西海でも作れないか」という思いから、西海市とランサーズによる今回の生涯学習型プログラム誕生しました。

受講生の目覚ましい活躍と今後への期待

今回のプログラムでは各分野のプロフェッショナルから実践的な内容を幅広く学ぶことが出来ました。

終了後は、それぞれフリーランスへの第一歩を踏み出すとともに、歴代の卒業生で運営しているローカルwebメディア【VARYGOOD(ばりぐっど )】にて、ライターとして活動している人、動画制作で得たノウハウを活かして【ばりぐっど チャンネル】という動画チャンネルを制作する人、地域の方へ自分のスキルをシェアのワークショップを開催する人、地域商社に入りマルチな仕事をこなす人など、それぞれが自由なスタイルで働き始めています。

また、昨年からはライターチームへの仕事の受注も入るようになり、地元企業の社内報、広報誌内のインタビュー記事、カタログ内のキャッチコピーライティングなどチームとしての仕事の幅も広がってきています。

今回のSAIKAI ACADEMYでサポートしていただいた西海市役所・政策企画課の山川学(やまかわがく)さんにもお話を伺いました。

西海市役所・政策企画課の山川さん

西海市役所・政策企画課の山川さん

「これまで西海市内でクラウドソーシングという働き方を知らなかった方や、一人で活動していた方などが講座等を通じて、同じ志や悩み、目標を持った方達とコミュニティができてきたことがとても大きな1歩だと思っています。受講生の修了後市内の各方面で活躍する姿は、これからの西海市のいろんな可能性を見せてくれていると思います。」と語る山川さん。

少しずつ広がりを見せているクラウドソーシングと受講生から始まったコミュニティへの今後を期待する言葉でした。

西海市の地方創生事例まとめ

長崎県西海市で始まった新たな取り組み。クラウドソーシングを知っている人が少ないという状況の中始まったプロジェクトが、今では想像以上の広がりを見せてくれています。

まだ走り出したばかりですが、SAIKAI ACADEMYという生涯学習の場を通じて、誰もが住んでて楽しくなる、住みたくなる西海市になる事を期待しています。

▼リンク先
西海市市役所
http://www.city.saikai.nagasaki.jp/

ローカルwebメディアVARYGOOD(ばりぐっど )
https://varygood.jp/

ばりぐっど チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCWB147vPsBs9nr263szuHCQ

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