地方創生の取り組み
事例紹介
「島のこしが島おこし」。これがモットーの沖縄県の小さな島「伊是名島」は、島の文化や遺産を残すことで島おこしを図っています。島の古民家を利用した観光事業や、NPOの教育活動などが盛んです。島を綺麗に残しながら、自律した町の交流、仕事の創出を目指しています。小さな伊是名島の大きな志と取り組みを、ご紹介しましょう。
沖縄県にある伊是名島は、北のはずれの周囲16キロの小さな島。この島を見渡すと、ごみが落ちていないことに気づきます。実は、この島は「入域税」、「環境協力税」を導入した最初の島。しかも環境の美しさだけではありません。
家や車のキーもかけないで、人を信じる暮らし。自然も心も美しい島なのです。ですが、人口は1500人程度で、急速に過疎化が進んでいるという問題があります。この美しい島を残すための取り組みが注目されています。
もともと伊是名島は、農漁業を生業とする島です。ですが最近になって、生業だけでは島のこしが危ぶまれてきたため、新しい取り組みがスタート。伊是名島にはたくさんの古民家があります。そこで、この古民家を再生するプロジェクトに着手。
観光事業、キャンプ企画、都会からの移住を呼びこむことなどに活用しています。島のNPO法人、「島の風」の協力もあり、古民家プロジェクトは島の経済を活性化させることに貢献。これによって、次世代へつなぐ持続可能な島づくりを目指しています。
伊是名島は、「沖縄古民家再生職人養成カレッジ」など、島の中で古民家再生プロジェクトを進められる若者おこしにも力を入れています。古民家改修のプロセスをわかりやすく解説する資料を作成し、古民家を再生する技術・ノウハウを島に残す活動が盛んです。
伝統的な改修方法だけでなく、現代的な建築技術や素材を取り入れた改修方法を取り入れています。若者がこうした技術を学べる環境づくりをすることで、宿泊事業、住宅事業を活性化するための人づくり進めています。
小さな沖縄県伊是名島の大きな取り組みをご紹介しました。美しい島の文化を残す島おこしは、島の再生でもあります。新しい住宅事業、古民家再生プロジェクトによって、地域は活性化しています。若者おこしもすることで、持続的に島の事業が発展するような、島をあげての再生事業なのです。
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