地方創生の取り組み
事例紹介
LOHAIでも最近取り上げた地域企業の「外部人材活用」(記事はこちら)。今、フリーランスの力に全国の中小企業が注目し、その活用を進める企業が増えています。さらに、地元経済の競争力アップ施策として、地域を挙げて外部人材活用に取り組む自治体も出てきています。そのひとつが長崎県西海市・佐世保市です。
ランサーズはこれまで、人材不足に悩む中小企業に向けて、フリーランス活用法を学び合う「スマート経営セミナー」などのコミュニティイベントを開催してきました。そして今年2月には、西海市・佐世保市からのご希望を受け、長崎2都市で「スマート経営セミナー」が開催されました。
今回は、この長崎での「スマート経営セミナー」のレポートをお届けします。自治体の方や企業の方がフリーランスに何を期待しているのか、何を課題と感じているのか。そうした声を知ることで、フリーランスとして地域とどう関わり、どう自分を活かしていくかが見えてくるかもしれません。
このたびの長崎2都市での「スマート経営セミナー」は、西海市・佐世保市からランサーズにお声がかかったことで実現したものです。地元の中小企業活性化に向けて「フリーランス活用」を目指す、西海市シティマネージャーの宮里賢史さんにお話を伺いました。
――なぜ今回、フリーランス活用を学ぶ「スマート経営セミナー」を開催しようと思われたのですか?
地元経済活性化策のひとつとしてフリーランス活用に注目しており、発注する地元企業側のリテラシー強化や、外部発注における考え方・ノウハウを強化する必要があると思ったからです。そこで、長年培ったノウハウと知見を持つランサーズさんのお力を借りることにしました。
――今後、どのような変化を期待していますか?
現在、フリーランス活用の小さなスパイラルは起こっている状態だと思っています。それがどんどん大きな輪となっていき、地域内外の多彩な力を得ることで、地域経済が元気になっていくことを願っています。
このたびの「スマート経営セミナー」では、すでにフリーランスを活用している企業の実例を学んだり、ワークショップで「自社ならどうするか?」を考えたりと、参加企業がフリーランス活用への理解を深める機会となりました。フリーランス側としての参加もあり、「発注する企業側のニーズを知ることができた」との声もありました。
参加された方々は、フリーランス活用についてどう考えているのでしょうか?参加者アンケートから、気になる企業の方々の声をお届けします!
――今回のセミナーに参加する以前から、仕事をフリーランスに発注するイメージがありましたか?
【あった】
・すでに校閲や撮影パーツ作成などを外注している
・外部で得意な方にお願いする方が効率が良いと感じていた
【なかった】
・自分でできると思っていた
【どちらでもない】
・ランサーズなどでの外注は良いと思っていたけれど、いまいち活用しきれていなかった
――フリーランス活用について、もっと知りたいことは何でしょうか?
・より具体的な発注の方法、外注するにあたっての業務の切り分け方、導入事例
・具体的な単価が知りたい
・フリーランスへ依頼する際のポイントや具体的な進捗管理の方法、成功事例をもっと聞きたい
・自社に合った編集者の獲得方法とディレクションの仕方
また、セミナーに参加された方の73%が「フリーランス活用に対する疑問や不安が解消された」と回答しており、セミナーを通してフリーランス活用に前向きになれたことが窺えます。
いかがでしたか?
今回ご紹介した西海市・佐世保市をはじめとして、全国の中小企業や地方自治体が今、フリーランスに熱い視線を注いでいます。今後はこの2市のように、地元経済活性化や関係人口増加のために、地域外のフリーランスの力を活かしていこう、と考える自治体は増えていくのではないでしょうか。
ランサーズで提供している、地域の仕事とつながる関係人口プラットフォーム『CON-NECT』では、地域やスキルから仕事を探すことができます。自分のスキルを地域のために使ってみたい!という方は、ぜひ利用してみてくださいね。
このような形であれば、実際に地域に行かなくても、地域とつながり、貢献することができます。「いずれは気に入った地域に移住したい!」「二拠点居住をしてみたい!」と思っているなら、まずは地域の仕事を通して企業とつながることを、気になる地域と関わっていくステップとしてみてはいかががでしょうか。きっとたくさんの地域企業が、あなたを待っていますよ!
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