地方創生の取り組み
事例紹介
大分県別府市は、日本有数の多分化共生の街。たくさんの外国人が住んでいますので、国際大学も設置されています。この国際大学、立命館アジア太平洋大学の学生たちと地域の人々が連携してまちづくりを展開中。優秀な学生らの取り組みは、全国的にも注目を浴びています。大分県別府市の、インターナショナルなまちづくりの様子をご紹介します。
大分県別府市は日本有数の多分化共生の街です。人口12万人のうち、3000人が外国人。この別府市には、国際大学、立命館アジア太平洋大学があります。当然、外国人留学生もたくさん。6000人の定員のうちの約半数が、海外からの留学生です。学生の出身国は、なんと130ヶ国以上。優秀な学生を国内外から集めて高度な教育を施し、地元や海外へ優れた人材を送っています。
この大学では、人材育成だけでなく、地方創生も重点化。その活躍の中心となるのは、留学生も含む学生たちです。
ここの大学の学生が中心となる「別府まちづくり推進委員会」が、地域での就職を促進しています。インターンシップ講演会を開催するなど、地域企業と大学が連携。さらにこの団体は、地域イベントにも協力しています。別府市では、温泉が観光資源として有名。
温泉に感謝する「別府八湯温泉まつり」は伝統的なお祭りとして知られていますが、2005年、学生らの手により新しいお祭りが誕生しました。その名も「泉都大祭」。様々な企画を実行しながら、この祭りが100年続く祭りになることを目指しています。
立命館アジア太平洋大学には、ムスリム研究センター(RCMA)が設立されています。 ここでは、地域とムスリム文化との共生、地域活性化、地方創生のモデルの構築を研究中。実は、この大学の学生の20%、400人がムスリムの方なのです。そこで、ムスリムの方に優しいまちづくりをと、大学はハラルビジネスにも取り組んでいます。
大分県の県産品をハラル化、つまりムスリムの宗教上の問題をクリアして輸出しようという取り組みが、大学と大分県の間で取り組まれています。
大分県別府市の、国際大学と地域の連携についてご紹介しました。グローバル化が進むなか、別府市と大学はムスリムやその他アジアの方々との繋がりを深めています。留学生ら学生にも協力してもらいながら、ローカルとグローバルのまちづくりが別府市で始まっています。
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