地方創生の取り組み
事例紹介
北九州市小倉は、リノベーションを活用して地域再生に取り組んでいます。行政・大学・民間の研究機関・企業が連携してまちづくりに取り組んでいます。その中でも特に現代的なリノベーションによる住宅再生事業が盛ん。商店街などの空き家はカフェ事業などに生まれ変わっています。そこで、今回はリノベーションを活かした小倉の地域再生についてご紹介します。
小倉のある北九州市は、もともと八幡製鉄所といった重工業が盛んな町です。重工業の発達によって、小さな農村が大都市にまで成長しました。ところが、現代になって重工業は衰退の一途。人口も最盛期から11万人減少する、といった歴史があります。
そんなピンチを乗り切るべく、小倉では、リノベーションによって地域再生を図っています。それが「小倉家守構想」。行政だけでなく、産と学も連携して、この地域再生に乗り出しています。
小倉には、使われていない空き家が増えているという問題があります。もとは工業都市として栄えている町ですので、たくさんの不動産が眠っているのです。この遊休不動産を活用した雇用創出に小倉は取り組み中。集約型団地再生事業に、現代的な生活水準に合わせたリノベーションを活用しています。
たとえば商店街のもう使われていない金物屋だった木造家屋を、レンタルスペース兼カフェに再生など。こうした魅力あるリノベーションを通じた地域再生を展開中です。
小倉では、民・学・公が連携したまちづくりが進められています。行政からの補助だけでなく、民間都市開発推進機構の都市再生研究助成事業など民間の助成も受けながら、北九州市立大学、九州工業大学、株式会社北九州家守舎などが調査研究を推進。
「リノベーションスクール」という、リノベーションをどう雇用創出に活かすかを市民で考える教育スクールもあります。そうした勉強会を通じて、不動産オーナーに向けて、様々な空き家活用が提案されています。
北九州市小倉では、民・学・公が連携して地域再生を図っています。不動産オーナーも巻き込んでの教育スクールなどの活動も盛んです。もともとまちに眠っている資源を、蘇らせる活動。魅力ある現代的なリノベーションという、重工業に変わる新しい産業がここ小倉で生まれています。
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